鬼交譚2
【7368文字】
続きです。どんどん長くなって手に負えないです!とりあえずハロウィーンなんでUPせねば!せっかくのプチオカルトものですから!
20200923
長いので投稿単位修正。ジーノと赤崎が生まれる前の過去生?の話。私の実年齢的な意味でさすがに転生もの?とか書くのはきつ過ぎました。でもちょっと挑戦してみたかったんだと思います当時。ルイジwithとかも書いてたし、そういう系のMyブームがあったんでしょう。それにしても盛大に滑っている感じで羞恥とても投稿しづらいし読み返せません((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
「また一緒になれた」
いわゆる行為によって赤崎とジーノの自我が瓦解した、時の狭間での小さな囁き。
「本当にあんたは変わり者ッスね」
ぼんやり何かが囁きに応じた。それもとても小さき声で。
*
力の限り貪り合って、こと切れるように快楽に溺れ、そうしてようやく回線が繋がる。ジーノと赤崎の中にある、閉じ込められた本性達は、脆く儚くとても希薄で、それでも己の全てを捧げるように歓喜に震えて交流している。
「どうなることかと思いました」
「馬鹿だなぁ、心配いらないのに」
どれだけ俺が苦労したかと、青年が存在に文句をつける。
「あんたは相変わらず勝手だし。毎回思うけど、たまたま通りすがりの二人をくっつけて、無理矢理生まれるのってそれって一体どうなんスか」
「知らないのかい?キューピットって、そういうものだ」
「あんた、そもそもキューピットじゃねぇし」
「まあ、細かいことは。そのまま降りるの危険だし」
それはまるで喧嘩であったが、独特の交流の在り方だった。
「でも今までと違って誤差がたったの数年だった。ちゃんと来れて偉かった」
「めっちゃ離れた場所しか無理でしたけど、まあなんとかね」
「ふふ、愛だ」
「なんとでも」
ルイジと遼という名はもちろん仮の名前で、青年には名前が消失していた。ある日存在に拾われて、再び担保されたに過ぎない。
「ともかく、あんたとは立場も力も違うんスから。あんまり無理とかさせんなって話で」
「またそんな謙遜」
「ちゃんと自分を知っているだけですよ!」
「で、どう?感想は?」
「……感想って、何がッスか」
「わかっているくせに」
存在は染まった青年の頬を見つめて、とても満足げな微笑みを浮かべた。
