お花結び

GIANTKILLING二次創作小説同人サイト

*

心も体もキミが好き

【6694文字】
なんか私もエロだけのやつ書いた記憶あったなーと思ったらありました。ただのしてるだけのR18ジノザキです。いつ頃かな、半年くらい前?(うろ覚え)
どうでもいいけど、もうここ数か月ビックリする程いたしてるシーン書けない……んですよね……

        ジノザキ

「王子、王子、俺……もう……早、くッ挿れ……あッ」
 毎日のように顔を合わせる二人の逢瀬は、そう頻繁なモノではなかった。だが、時々その願いが叶う夜が訪れた際の貪り合いは、あまりにも濃密で過激と言えた。

「あっ!」
「ザッキー、ねぇ、駄目だよもっと足開いててもらわないと」
「ぅッ!」
 未だ抱かれる事に不慣れな赤崎は、佳境に入ればいつもこうして、ジーノの体に手足絡ませ、そのままギュ、と硬直してしまう。行為の中断を余儀なくされる度に、ジーノは、ふ、と微かに笑って切迫の赤崎を宥めるのだった。
「ほら、足。これじゃさぁ、ねぇ……」
ジーノを強く欲しながらも全く余裕のないその姿を見下ろす。今日もままならない男の体を、自分のモノのようにコントロールをする。
「ザッキー、聞こえる?」
 しがみ付くばかりの男の耳元に息を吹きかけ、軽くキスする。後孔に挿入した指の刺激から解放してやり、再び体全体を緩やかに撫でる。宥めるように、癒すように、まるで産毛だけがその接触を知るかのようなあまりに微細なジーノの愛撫は、強張り切った赤崎の体の緊張を再びゆるゆると解きほぐしていく。
「ぅん、ッ、はぁ……」
その心地良さに赤崎の全身の弛緩が進む。そうやって暫し待てば、赤崎の自我が目を覚ます。
「ス、スイマセン、俺、また……?」
自らが言葉を発する振動にさえ刺激を感じて時々その目を閉じてしまう。欲しくて堪らない体の疼きは、緊張が解かれてもおさまるどころかいや増すばかりで、ジーノは喘ぎ喘ぎの赤崎の仕草に、思わぬ興奮を掻き立てられる。恍惚としながらも欲情と渇望漂うその表情は、ジーノを見ているようで何も見ていず、ただ甘い息を吐くしか出来ないままに必死で美味しいおやつを待つばかりだ。赤崎はこうして、いとも簡単にジーノを追い詰めてしまうのだった。
(ああ、このまま力づくでキミを犯してしまいたい)
 でも、ジーノはいつもそれに耐えた。
「ううん、こういうのは直に慣れる事だろうから」
 まるでジーノ自身が自らに言って聞かせるように。
「いいんだよ。ゆっくりで」
「ゆっく、り……ッ」
 今日もまた、それはそれは甘く苦しい、身悶えるジレンマそのものの夜なのだった。

*

 激しく犯したい者と犯されたい者は、その欲望の強さを互いに感じながら、ついばむキスのように、行きつ、戻りつ。また、行きつ。
「そう。あ、駄目だよ、ダランって足開いてて?ゆっくり……」
「挿っ……、ああッ、挿っ……」
「うん……次はさっきよりもう少し挿れる。我慢出来そう?」
「ッ!」
「……痛い?大丈夫?もう少し、耐えて?」
 ジーノは赤崎が好きだった。これをする事の負担はいつも、常に赤崎が負う。その事をとてもよく知っていた。
「ねぇ、また体が少し強張ってきてるよ?欲しいなら、わかるね?」
「あ……」
「うん、……恥ずかしいだろうけど、じゃないとしてあげられない」
赤崎が言われたのは、いつもの所謂「頂戴のポーズ」だった。しっかり自分の腕で両膝をそれぞれ抱え、挿入しやすいように思いっきりジーノの前で足を広げる。やんわりとジーノに手助けされながら、赤崎は甘える仕草で指示に従う。
「そうそう、偉いね」
 本来秘すべき場所を、自らの手で露出する。赤崎は今、あまりに欲しくて、簡単に羞恥を乗り越えそれをした。気丈なはずの赤崎の、この従順が愛おしい。ジーノは一段と己の昂りを感じたのだった。
「王子、はや、く……ぅッ」
「うん、そのままじっとしてるんだよ?ボクとキミが一緒になっていくの、感じてね」
 こんなにもあられもなくおねだりをしながらいざとなって体が強張るのは、心が快楽を欲するとは逆に、体が苦痛を拒絶するからだ。力づくで貫く事だって出来なくはない。けれど互いが肉欲に流されて無茶をすれば、赤崎の受けるダメージは確実に仕事に差し障る程大きなものになってしまう。
(キミはサッカー命だもんね。ボクは別に二番目でいい)
 ジーノのこの忍耐を、赤崎がどこまで理解しているのか。それはジーノにもわからなかったが、別にどうでもいい事だった。つまり、どうでもいい事と思えてしまうほど、独占欲の強いジーノは今、赤崎を深く愛していたというわけだ。

「足持ったまま、そのままだよ?今度はちゃんと、ボクを受け入れて」
 一方赤崎は、厳しい躾を受け身悶えしながら憐れにジーノを乞うていた。
「あ、あぁ……」
「そう、そのまま……そうしたらすっごく、ほら、わかる?挿っていくよ」
「う……ッ挿ッ……王子、あ……気持ちいぃッ」
 赤崎は必死になって大きく息をしながら、ジーノの侵入を許し続けた。
「ぐぅッ!」
「痛い?」
「だいじょ、ぶ……」
「本当?無理しないで?」
「ん、このまま、おねが……も、っと奥……ッ」
どれだけそこを事前に慣らしても、毎回赤崎は当然のように痛烈な痛みを強いられた。何度しても緩む事のないそこは、当人にとって苦痛の元であり、する方にとっての快楽の源でもあったのだ。赤崎は自らの指先が真っ白になるほど強く膝を抱えたままで、愛を受けたいと必死になって、ジーノの与える痛みに耐えた。赤崎のそういう健気な部分を、ジーノはとても好きだと思った。もう、引けないくらい、したかった。
「うん、わかった。我慢してね?」
「ああッ」
それでもなるべく無理なくジワジワと。心が満ち、体に負担溢れる、愛すべき赤崎の為を思って。
「熱い……中、すっごく火照ってて気持ちいい」
「あっ……」
 殊更快感を口にするのは、紛れもなく赤崎へのご褒美であった。痛みのあまり萎え始めていた赤崎のそこは、ジーノの悦びを耳にする度、熱くみなぎる。
「今、根元までキミと繋がってるよ?わかる?」
暗示のような低い声は、赤崎の体中に浸透して、同時に悦びが溢れ出すようにジワジワと赤崎の先端から汁が零れ始めていた。
「ああ、いやらしい事されていやらしくなっちゃってる。ザッキー、ボクに犯されるの、好き?」
挿れられ、囁かれ、赤崎は中から外から、じんわりと全身犯されているのを感じていた。
(王子、ああ、俺の事、もっともっと、好きにして……)
 ようやく二人一緒になって、尚更、このまま、と心から願う。
「好き……王子、気持ち、いい……」
「良かった」
「い、いい……、気持ちぃい。王子も?」
「うん、すっごく気持ちいい。ボク達、ずっと今日の夜を待ってたもんねぇ」
 満足そうに微笑みあって、キスをする。姿勢に少し無理がかかるので、触れるような唇のキスだ。

 こうしている時に赤崎がいつも思うのは、
(ああ、王子は今、俺のだ)
という事だった。
 男の恋心は体とピッタリとくっついている。けれど好きが肉欲に直結する自分に対して、赤崎は内心強い罪悪を感じていた。でも。ジーノはそれを自然だと言い、自分もまたそうなのだと言って笑った。
 今、本当に欲しかった人と繋がる体に、溢れんばかりの充実が広がる。そして、
「王子、して……」
と赤崎はおねだりをして、どうぞと言わんばかりに更に大きく足を開いた。
「やだ、ザッキーそんな淫らなやり方、一体どこで覚えたんだい?」
 苦言のようでいてその実、ジーノは舌なめずりをするような表情で笑っていたのだった。そして次の瞬間。
「ぅぐッ!」
自分でも触れた事のない謎の体内、その奥の奥にジーノがまるで全身潜り込んでしまいたいと言わんばかりに、グッと力強くそれを叩きつけた。その度に赤崎の口から反射的に声が漏れだす。
「ああ!」
下腹部から脊髄を通って頭まで犯されている感覚に浸れば、今度はズルズルとそれは体から逃げ、ぷっくりと腫れあがった快楽のしこりをいたぶっては再び奥を強く突く。
「んッぅあ」
 挿れられる前まで指で刺激を与えられ続けていたその箇所は、擦られる度に鈍痛としびれを伴いながら射精感を増幅させ、そうやって爆発しそうに一杯になった快感はジーノの突き上げによって頭のてっぺんまで。
 赤崎はこうして繰り返し全身に快楽が行渡るよう、ジーノに執拗に全身擦り上げられるように犯され続けたのだった。
「あ!あ!ッ!」
「ザッキーのエッチ、駄目じゃない、乱暴、しない、ようにっ、て、ボク」
「ぅあ!んッ!」
「ゴメン、もう、許して、あげられ……ない」

 赤崎は今、入っているところも、撫でられているところも、どこもかしこも快楽の渦の中にあった。そしてその渦はまた、突かれる度、まるで女のようにあられもない姿で喘ぎだしてしまう自分に対する、大きな羞恥の渦でもあった。
(王子?ああ、どうしよう、全身がこんなにも切なくなっ……)
言葉にならない。今はただ、激しい交合によるグチュグチュとした水っぽい音と、赤崎の出す卑猥な嬌声だけが室内に響いていた。そんな赤崎に、ジーノは言う。
「ザッキー、ああ、気持ちいい」
でも、もう赤崎の耳には届かなかった。ただ、それを言うジーノの表情もまた笑っているようでとても切なく、それを見る事で、今二人は同じ気持ちの中にいるのだと実感する。
「ね、もっと腰上げて」
言われる意味も分からないままに、背中に枕を増やされる。
「……、うぁあッ!んッ!んぅ!!」
「辛いよね、ゴメン」
「ッ!!ッ!」
「ゴメン、ねッもう少し我慢、して、」
「~~~!~!」
 いつもは歯を食いしばって耐えねばならないその刺激が、何故だか今日はまるで違った。キツさは確かにいつもと同じで、なのに、初めて乱暴に抱かれている中で赤崎の体が全身おかしくなり始めていた。
(なんだこれ、王子、いやだ、助けてッ)
何が起こっているのかもわからない赤崎は、まるでパニック状態でそれを迎えた。
――!?!!
 それは射精であったろうか。いや、全く別のものだった。頭が真っ白になった瞬間体がワナワナと痙攣をして、この感覚はまさしく忘我と恍惚の瞬間であった。だが。
(ザッキー、イッちゃった?違う?)
 赤崎の異変に気付いたジーノだったが、目に見えてその形跡がないのを確認すると再び激しい行為をそのまま継続したのだった。
(すごい、中、熱くって、グニュグニュして……たまんない、ザッキーがイッちゃった時みたいだ)
 射精時と同じように伸縮をする後孔の快楽を、ジーノは今貪るように堪能をした。
「あ!王子、苦ッ!」
 大変だったのは赤崎の方だ。絶頂を感じてそのまま継続して犯され続け、体がまるで壊れたみたいにイキッぱなしの感覚のままでジーノに行為を強いられているのだから。小さな死と例えられる世界の中で、赤崎は次第に意識が遠のき始めた。
(王子、駄目、俺、もう……嫌、嫌だ、怖い、これ以上……)
それでも体は更にジーノにねだるように、自ら腰を振って快楽を煽る。つまり、これが本当の意味での、赤崎の本能のままの、性の開花の瞬間でもあったのだった。こうして赤崎はジーノの腕の中で何度も何度も終わりなき絶頂に達し、やがて、ようやくジーノも絶頂が近づき、快感に泣きじゃくる狂乱の赤崎の屹立に手を伸ばす時が来た。その時、弾ける様に赤崎は絶頂の中で激しく達し、その最後の締め付けによってジーノもまた解放の時を迎えたのだった。

(な、なんだ……?今日の、全然いつもと……)
 いつもだって気持ちが良かったけれど、今のそれは次元が違った。赤崎は思い返して赤面をする。狂乱のあまり、自分は今、とんでもない姿をジーノに晒してしまったのだから。
(王子……きっと呆れてる……)
赤崎は更に恥ずかしくなった。何故なら終わった後暫くしても、足腰が立たないくらい疲弊しきっていたからだ。ジーノが人形のようになってしまった赤崎の体を清浄してくれている時にも、
「王子、もう、い、い……ん、ッ」
「何言ってるの、まだだよ、全然」
そうして執拗に中を拭われ、繰り返される刺激に散々赤崎は強い快感に襲われ、そのまま。
「嫌、いや、駄目、あ、あああ……ッ」
「……ザッキー?」
「あッ……あッ……」
 もう、どれだけ取り繕おうにも隠しようもない瞬間だった。背を向けている側から呼ぶ声がする。振り向く事さえ出来ないでいる。
「ザッキー、こっち向いて?」
ギュ、と上掛けを掴んで顔まで掛けて、隠れるように身を屈める。それだけでもまだ、体がゾクリと反応をする。
(どうしよう、俺、全然体、おさまんな……)
そんな拍子に、ふわりと気配。忘れもしないいい匂い。ジーノが布越しに抱き締めてきたのだ。
「あ……」
「弄られてたら、また気持ち良くなっちゃったの?」
耳元で囁かれ、抱き締められて。たったそれだけで再び赤崎の体に火がついてしまう。
「嫌だ、はな……駄目、ッ」
それはもう喘ぎになっていて、ジーノはそれに気付いてこう付け足した。
「駄目?こうしてると、またイッちゃうから?」
からかうように耳を噛まれ、すっかり腫れあがった左乳首を強く抓られ。そうこうしているうちにジーノの言うように体は限界で自由もきかず、泣きつくようにジーノに言う。
「わ……かってんだったら、やめ、くださ……もう、無理……」
肩越しに振り向けば、すぐそこに複雑な表情をした男が。
「そうだね、つい」
チュ、とその泣き事の漏れる唇にキス。
「だって、すっごく気持ちがいいってイコール、すっごく好きだっていう意味だから」
悪びれずそれを言う男はつくづくシンプルで、本当に心から赤崎に起きた所謂事件を喜んでいるかのようだった。恥ずかしくて否定したくて、でも図星で何も言えなかった。
「痛い事するの、本当はいつも悪いなって思ってて」
 ジーノはゆったりと赤崎を労わるように抱き直しては、子供のようにそれを言った。
「ねぇザッキー。ボクにされて、すっごく気持ち良くなっちゃった?教えて?」
それはまさに恥ずかしげもない甘い睦言。既に答えを知っていながら問うやり方を、赤崎はとてもずるいと思った。
(どんな顔してそれを言うんだよって、ホント、しれっとした顔なんだよなー全くこの人ときたら……)
「体もボクの事、ちゃんと好きになってくれたのかな」
ギュ、と眉をしかめてみせれば、ジーノは
「おやおや」
と鼻で笑って、
「ボクはね、キミの事、全部で大好きだよ?」
などと言う。
「ボクの心も、ボクの体も。全部がキミの事、大好きなんだ」
真っ赤に頬染める赤崎を無視して、お気軽な様子で赤崎のひざ裏に手を回し。
「ちょ、待っ……王子、また?」
「駄目?いいよね?せっかくだもの、明日はもう今みたいに出来ないかもしれないし」
足を抱え上げられて、ただそれだけで心臓が高鳴る。赤崎の片足を肩に乗せたままローションに手を伸ばすジーノはまるで歌うようなご機嫌さで、なのにそうこうしている間に触れ合っている互いのそれは再び頭をもたげ始めている。
「俺もう無理だって、さっき……っぁあ」
ジーノが疼く箇所にそれをあてがうだけで、赤崎は震えながら反射的に腰を上げて仰け反り始めてしまう。その様子はとても淫らで、ままならぬ体に悔しさをにじませる姿には、幼気な心と淫らな体を弄ぶタブーの魅力も含まれていた。
「やめる?」
 行為に慣れきった体がすっかりジーノの前で晒されたままなので、手慰みに周辺を指先で優しく愛撫してジーノが待つ。潤いはみるみる塗り拡げられ、クチュリ、クチュリ、と時折わざとらしい音まで鳴って、赤崎は結局。
「こん、じょう……悪ッ!」
「失礼だなぁ、優しさだよ。無理強いなんて好きな子に無粋な事やりたくないもの」
「……ッ」
「ああ、そうだ。今日ね、食用にもなる少しいいオイル使ってるんだ。それが良かったのかな?乾きにくいし、ほら、多分沢山してもいつもより炎症もそれほど……」
「……お、おう……じ、……あぁ……」
確かに体感が全然違った。芯の方まで燃え上がるような熱さを感じ、体が全身溶けてしまいそう。
「マッサージにもいいんだって。気に入ったらこれ使って足もケアしてあげようか」
「やッ!」
そうして指を滑らせるのは内腿の付け根の柔肌の部分。するすると指は上り脇腹に向かう様に、そうして再びジーノを受け入れる入口付近に戻ってくる。右へ、左へ、弄ばれて、これはマッサージというよりも悪質な紛れもない愛撫で、表層の皮膚への刺激以外の快感を知る体は、ドンドン火が灯ってもう元には戻れない。
 その目は恍惚と、そして、物足りないと切なさが浮かび、指を求めて腰がやわやわとジーノの動きに合わせて振れていく。
「ザッキー、駄目かい?」
まだそれを言うのかと、赤崎は怒鳴りたいくらいの心境の中で、けれど吐息交じりに返した言葉は。
「取りあえず、まずはキス……したいッス」
誰にも届いてくれるなと、言わんばかりの小さい囁き。けれど満面の笑みでジーノは頷き、
「ボクもだよ」
と言って、嬉しそうに、それを赤崎にしたのだった。

      ジノザキ