お花結び

GIANTKILLING二次創作小説同人サイト

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飼い犬と飼い主 7.5沢山遊ぼう

ジーノがザッキーを使ってねっちりどっぷりR-18的に遊んでいるお話の詰め合わせ。7と8の間の7.5的な位置づけのスピンアウトになります。泣ザキが苦手な人はまるっと読み飛ばし出来るように、お好きな人はそこだけ読んでも大丈夫なようにと分離してみました。単品のつもりで読んでもそこそこ平気なはず?悪いジーノと泣ザキがいますので興味ない方は読み飛ばし推奨。

沢山遊ぼう~オス犬

 ここ最近の王子はキスの特訓をしてくる。俺の舌先を彼が舐めあげて、同じことを俺にも繰り返させる。

「キミって犬の癖に舐めるの下手だよね。」

 うっとおしいような顔をしながら繰り返す。ディープなキスをするとき、彼がやるように俺も舌を使えと何度も言われてきたけれど、俺は彼にキスをされると力が抜けてしまっていつもうまく出来なかった。彼はキスが大好きだから、ここ最近の特訓は二人で楽しめない一方的な今の状態が気に入らなくて始めたのかもしれない。

    *  *  *

「なんかイマイチ駄目だねぇ…。」

 キスの練習をしているうちに途中から退屈になってきたようだった。なにか急に思い立ったのか突然右手を差し出して、

「ね、今日はこれで練習してて。ボクちょっとさっきの続き読んじゃうから。」

と言って読みかけで放り出していた雑誌を手に取った。戸惑っていると、彼の指がゆっくりと俺の口の中に入ってきて、まるで舌先のように俺の上顎を撫でまわす。

「ンん…!」
「ほら。やってごらん?ボクなるべく大人しくしててあげるから。」
「…ん…」
「そうそう」
「……」
「指相手だとまあまあかな?」
「……」
「フフフ、頑張ってね?そんな感じで…」
「…ふ…ぅん…」
「うん、そう。…上手になったらもっと美味しいの食べさせてあげるからね?」

 彼の一言で思わず動きをとめた。

「フフ、やっと何のための特訓してるのかわかった?一回はやってみたかったでしょ?ほら、イメージトレーニング。想像しながらやってごらん?」

 彼は俺に指をさしだしているだけで、俺はそれを舐めているだけ。なのに、たったそれだけで俺の呼吸は乱れ始めてしまう。

「うわ、すごい。意味がわかるだけでそんなにいやらしく出来るんだ…最初から言っとけばよかったかな?」
「…ん、ふ…ぁ」

 今までの特訓と称した彼の舌先の動きを思い出す。それがどんな意味を持っていたのかを今理解してたまらない興奮が湧いてきた。まるで今まさに俺のものが王子の口に咥えこまれているかのような妄想に陥りながら、俺は必死になって同じ舌先の動きを繰り返していた。

「いい顔だよザッキー。こんな風に舐めたいんです、こんな風に舐めて欲しいんですって書いてある。ねぇなに考えてる?さっきのキス思い出してる?もしかして今、ボクの口を汚したくて汚したくてたまんないでしょ…。ホント、キミって黙ってればわかんないと思ってボクを凌辱したがるよね。ま、今日は上達するのに効果的みたいから想像だけならいいよ?ついでだから69とかイメージしながら練習してみたら?まだボク達全然やったことないもんね、そういうの。」

 王子は器用に俺を言葉で嬲りながら雑誌をペラペラめくっている。俺は両手で彼の右手を包みながら爪先から指の付け根を深く咥えて夢中で舐め続けていた。王子が一本二本と指を増やしていく。

「ね、今どんなボク想像してる?頭の中でETUの10番がいやらしい音を立ててキミに奉仕しているかい?フフフ」
「……」
「ね、言ってよ。今頭の中でどんな風にボクを使ってる?想像の中のボクはどんな姿?キミのこと舐めまわしてる?」
「…ん、ぁ…ふ…」
「ああ、いいね。いい感じ…。興奮する?何で興奮してる?貴公子がキミの前でひざまずいているのかい?それともボクをすっかり女性化させてしまって自由に弄んでいるのかい?」
「…ちがっ…ん…」
「そう?違うということは…。キミ自身が今ボクにひざまずいて…美味しそうにボクのアレを堪能してるってこと?ふーん、そうなんだ…そういうのが好きなんだね。」
「…ふ、…んぅ…」

 言われるがままに次々にイメージが切り替わっていく。貴公子が自分を舐める姿。思いっきり彼を抱いている想像。言葉で想像をいろんな方向に誘導され、それぞれの世界に興奮し。そして今、赤崎は熱心に彼自身を舐める夢の中にいた。思い浮かべるだけでたまらない快感だった。すべてが積み重なっていくようにゴチャゴチャと混ざり合い、もう自分自身がなにで興奮しているのかもわからなくなっていた。

「…ザッキー、ボクを食い尽くしたいと思ってる?ね、ボクのアレそんなに食べたい?なんて顔しちゃってるんだろ、見せてあげたいくらい。ほら、うっとりして…すごくいやらしい顔してる。想像しながら舐めてるだけでそんなに我慢きかないくらいに変な気持ちになっちゃってるんだね。ねぇ、これもいわゆる公開オナニーだよ?わかる?だってボクなんにもしてないもの。…しかも…キミ今、自分の手すら使ってない。この前みたいに直接的に自分自身を慰める行為よりもよっぽど変態的。舐めてるだけでそんなに…恥ずかしいね…。フフフかわいい…すごくいい顔。」
「…ふ…」
「ね、人間ってさ、変な生き物だよね?口の中だけじゃなくて実は喉に近い奥の方にまで性感帯があるんだ。最初はちょっと大変だけど、丁寧に開発すると結構感じるようになる。知ってた?」

 時々わざと奥に差し入れてくるので嘔吐感が出て彼の指を吐き出してしまう。

「ちょっとまだ無理かなぁ。えづいているのをおさえつけて無理矢理っていうのも嫌いじゃないけど、最初からじゃ懲りちゃうよね?」

 雑誌を閉じてこちらに向きなおした彼は、今日はこの辺にしておこっか、この手のお楽しみはまた今度ね、と笑って再び俺にキスをしてきた。あれの次はこんな感じに…と再開された特訓はより一層艶めかしいものだった。こそがすように吸い上げるように行う彼のキスの仕草に、まるで俺は自分の舌先が彼の口を犯している様な異様な錯覚に陥った。今までになく興奮した。

「ほら、同じようにやってごらん?」
「…ん…」
「やっぱ、キミって男の子なんだね。ボクのこと犯すの想像してそんなに興奮するなんて…そんなにボクを凌辱…したいかい?」

 キスの合間に王子が呟く。また変な想像を無理矢理させられて、俺の頭の中を支配していく。とぎれとぎれの彼の言葉が、俺の耳をこれでもかと言わんばかりに嬲っていく。

「…ん…はぁ…ちが…」
「そうだね。キミはそんなにオスなのにボクに犯されたくって仕方ないんだよ。知ってるよ?フフフ、ザッキーってホント面白い。」
「ッく!」

 あっという間に指先が俺の後孔までたどりついて、からかうようにノックした。今度は些細な彼の指先の動きによって、俺は王子に犯されたくて仕方がない淫らなオスに変化してしまった。唇と舌先とはまた別に、彼の手が俺の全身を這いまわっている。もうアレが欲しくて体中が疼いてしまって、たまらなかった。

「ほら、指舐めてちょっとしたキスだけでもうこんなにヒクついちゃってるよ?頭の中は完全に男なのに、ここは恥ずかしげもなく今すぐ体がよじれるほど犯されたいって口開けて待ってる。なんて矛盾。キミってホント最高に面白い。」
「ぁあ!…ッ!」

 王子の指先が、ごく当たり前のように無理矢理俺の中にすべりこんでくる。ジェルも何もついていないソコは引き攣りながらもそれを物欲しげに受け入れていく。

「素敵…キミは今、ヘテロの癖に男のボクを凌辱したいって頭が一杯になってる。そんなキミをボクは今こんな風に思いっきり自由に蹂躙してる。ボクは今キミを何もかも全部支配してる。すごい。最高だよ、ザッキー、ホント最高。」

 王子は、いつまでもそのままでいてね?と笑った。なにもかもわざとだった。今日の俺は王子の手でわざわざ“王子を犯したい”という欲望の種を次々に植え付けられて、そしていつものように犯され続けていた。彼の言葉で想像させられ、彼の愛撫で感じさせられ、相変わらず今日も俺は彼の完全なるおもちゃだった。

「フフフ、ボクってホントひどい男だ。…ねぇ、キミはなんでそんなに従順なんだい?」

 言葉の鋭さとはまるで違う甘い甘い愛撫の快楽に襲われる中、俺の耳に彼の独り言が通過する。

「どういうことすればキミ、ボクのこと嫌いになる?教えて?」

 嘲笑するような、でも少し悲しげな彼の笑い声が聞こえる気がした。