お花結び

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飼い犬と飼い主 7.5沢山遊ぼう

ジーノがザッキーを使ってねっちりどっぷりR-18的に遊んでいるお話の詰め合わせ。7と8の間の7.5的な位置づけのスピンアウトになります。泣ザキが苦手な人はまるっと読み飛ばし出来るように、お好きな人はそこだけ読んでも大丈夫なようにと分離してみました。単品のつもりで読んでもそこそこ平気なはず?悪いジーノと泣ザキがいますので興味ない方は読み飛ばし推奨。

沢山遊ぼう~統合と分離

「そうだよ、ザッキー。最近大分上手になって来たね。いいよ…」

 必死で堪えて指を受け入れようと努力を続けている俺を褒める。彼はそんな俺の頭を、反対の手で優しく優しく撫でてくれる。拡張に苦しみを感じる時、大丈夫?もう少しだから、と笑う。苦しいのは痛みのせいだけじゃない。勿論彼はわかっていて、安心させるためなのか、苦しみを堪能しているのか、常に俺に語りかけてくる。でももうその意味をはっきりと解する力などもうほとんど残されてはない。彼は俺のなにもかもを削り取ってはすべて美味しそうに平らげてしまうから。

 響く声がもはや単なる音の振動、愛撫となって絡みつく。耳元のざわつきが頭の芯を熱くして、差し入れられた指が俺の腹部を熱くする。もう熱で溶けてしまいそう。

 彼の指はとても淫らでたまらないけれど、本当に欲しいものはそれではない。時間が経つにつれて、早く欲しいものを受け入れたくて心も体も勝手に一生懸命彼を待って、焦れてどうしようもなくなっていく。最近俺の体はすっかり飼いならされてしまって彼による真なる蹂躙を心待ちにしている。そんな俺のすべてを王子は知っていて、その苦悩の快楽を残らず美味しそうに眼で食んでく。お預けの苦悶の中にいる俺を散々指で弄んだ後、ホント、お利口だね、と言う。それが彼のゆるしの言葉。意味を介する力を失っていたはずの耳と脳が、その声だけを受信する。これも彼によるコントロール?ともかく、ようやく彼が来てくれる。俺はそれを感じるだけでも全身総毛立つ。大好物のおやつを袋から出す飼い主の前で、涎をたらし、尻尾を必死で振りながら待つ飼い犬そのもの。俺は本当に彼のおもちゃだ。

「ああ、まだ早かったかな…苦しくない?ボクのってキミにはちょっときついから…なるべく優しくするからね…」

 欲しいものをやっともらえるというのに。もうすっかり覚えてしまったあの味を体全体で待ち構えているというのに。優しい笑顔で彼の口から出るそんな一言が俺をたまらなく悲しくさせる。彼は全く気が付いていない。行為に慣れきってしまって自覚すらしていない、彼の数えきれない経験からくるその言動。

   今、一体誰のと比べてあんたはきついって言ってんの?

 これは違う。彼の恣意的な残酷ではない。ぶしつけに突きつけられる彼の無意識が俺には一番堪える。彼の配慮のはずの言葉が俺をえぐり取って、体が次第に強張っていく。俺の知らない王子の様々な夜の世界が見えて、情けない気持ちになってしまう。もう、こんなに欲しいのに、心も体も勝手に閉じていってしまう。助けて王子、ままならない。

「…んッ…こらこら、ザッキー。ここまで来ててそれはないよ」

 受け入れの最中にいきなり始まった拒絶に王子がしんどそうに苦笑いを浮かべる。でも今みたいに体が拒否をしてしまう時も、彼はその対処すら手慣れている。面倒くさがらないで助けてくれる。俺の中心の熱を左手で上手に扱っていとも簡単に俺の思考を止め、すぐに体だけにしてしまう。右手は俺の胸元を弄り、少し痛いくらいに先端をつねってくる。背筋から頭頂にかけて突き上あがる快楽を前に、呼吸が乱れてそれと共に少し開閉する入り口。そんな状態にさせておいて、彼はタイミングを上手にあわせて俺の奥までしっかりと侵入を済ませてしまうのだ。まるで彼のサッカーのプレイのように芸術的な精度と技術を持ってして、俺を思うように操っていく。こんな時の俺は自分ではなく王子の意思で動く、彼の為だけにある自動人形。

 奥まで収まると一旦休憩してくれる。痛みと不快が緩んでいくまで俺の体の愛撫をゆっくりと続ける。痛くありませんように、苦しみませんように、すべて喜びに変りますようにと、彼の手先にはそんな祈りがある。この時の彼の言葉もとても優しいものだ。

「あぁ、中、すごく熱い、ボクは今ザッキーをすごく感じてるよ?キミは?ボクのこと、感じてる?ねぇ、もっと…これ以上近づけないってくらいボクのところにおいで?すっかりなにもかも一緒になってしまおうよ。」

 彼の声掛けに酔わされる中、自然に二人の呼吸のリズムが一緒になっていく。本当に彼と同化してしまったような不思議な錯覚に陥っていると、無意識に互いの体が呼吸のリズムに合わせて少しずつさざ波のように揺れ始める。各々の呼気と吸気が甘く相手をくすぐり、次第に微細だった体の揺れは自覚できる程強いものに変っていく。

「…ン…ザッキー、大丈夫かい?そんなに焦らなくても…ゆっくりで…そんな風に楽しむのもいいものだよ?それとももう我慢できないのかい?」

 今日の彼はいつもとは少し違う。今日の彼の作り出す波はとっても緩やかだ。俺の動きに合わせて、彼の手が俺のモノを刺激する。弱めれば弱く、少し強めれば少し強く…。彼が俺をイカせるでなく、俺が彼を使って自分でイクように促しているようだった。こんな行為は初めてで、体がしびれてうまく動けない。痛みと不快はこの頃にはとっくに快楽に変化して、もっとそれを感じたい。でももうドンドン力が抜けてしまって思うに任せない。

「フフフ…こういうのもいいね。たまには。いい子だ。うん、そんな感じ。」
「ぁ、ハァ、ん…クッ、お…王子」
「なんだい?」
「ム、無理…だ…これ…」
「フフ、何事も訓練だよ?ほら、もう少し練習してみようよ」
「あぁ…ン、ふぁ、あ、王子!」
「いいよ、ザッキー。そう、もうちょっとしてみて?」
「や、駄目、くぅ!いい加減…」
「いいね…そうそう…気持ちいい?」
「ん、ふぅ、ンっ…王子、力が…もう、あぁ…」
「フフ、うん、いい子だ。気持ちいい?そのままイく?」
「…やだ、王子、苦し…くッ…!」
「イくの、やなの?」
「ん…、違…あ、やぁ、イケな…まだ?」
「なぁに?」
「やだ、う…動い…」
「なに?聞こえないよ?」
「あぁ…足りな…動い…」
「してほしい時はなんていうの?」
「して、し…して!お…おねが…王子!あぁ、おね…」
「うん、お利口だよ、おねだりも最近、上手になってきた…」
「ねぇ!もぅ…、して、動いて!王子!」
「かわいいね…いいよ、手伝ってあげる」

 王子がそう言った途端、力が入らなくてぎこちない俺の動きとは雲泥の、滑らかで激しい律動が俺を襲って追い詰めていく。そんな中でも手慣れた感じで俺の前を丁寧な動きで扱いて、焦らされまくっていたことも手伝って一瞬にして頭が真っ白になっていった。理性がはじけ飛んで、別に用事があるわけでもないけれど彼を呼ぶことをやめられない。彼を乞うことをやめられない。

「あ!ッ!…お、王子、王子!」
「ん…はぁ…なぁに?…ザッキー?…すごくキミ、気持ちよさそう…好き?こういうの」
「ふぁ!…お…じ!あ、ん、…ふぅ、ンっ!」
「もっと、鳴いて?かわいい…もっと…見せて?」

 後ろを激しく突かれ、リズミカルにそれに合わせて前を扱かれ、一気に俺は登り詰めていく。王子もまた少しずつ声がうわずっていき、お互いの声と激しい交接によるいやらしい音が、いやらしい二人の姿が、頭の中を駆け巡る。

「ッ!…お、王子!」
「…ザッキー、…気持ちいい?イキそう?」
「あ!?やぁッ!あッ!?」
「これ好き?いいよ!ハァ、ほら、そのまま!…ね?」
「それ、やめッ!お…じ!ひぁ!あ!もぅ…」
「ね、イッて?ハァ…いいから!イクの見せて?ねぇ…」
「駄目ッ!やぁッ!あッ、王子…王子、おぅ…じッ!」
「あぁ、ザッ…すごぃ…かわい…」
「んぁっ、ぁああッッ!!」

 俺の淫乱な声が室内に響き、それと共に白い精が勢いよく吐き出された。俺の吐精で先端から飛び出した熱い粘つきが彼と俺の腹にねっとりと張り付き、同時に締め付けた後ろの圧力に王子は顔を歪めた。彼はまだ残った精をすべて絞り上げるかのように俺の前をこすりあげるので、その感覚で俺は、あ、あ、という声と、残った精を漏らし、王子を後ろに深く咥えこんだままで激しい開閉を繰り返す。瞬間王子は小さく俺の名を呼びうめき声をあげ、俺の手をぎゅっと握りビクッと体を震わせた。そのことから彼もその瞬間に俺の中で果てたことを知った。

 動悸が激しく、呼吸が整わない状態で互いが互いを見つめる。彼女とはイッた直後変な虚無感に包まれたのに、彼とした時は全然違う感覚がした。すっかり溶けて混ざり合ってしまった感覚が体を覆い、そして現実に引き戻されるに従い引き裂かれるように彼が失われていく恐ろしい恐怖にも似た寂しさを感じた。永遠にこのまましていたいという、欲望と、それとは少し違う願望のようなもの。彼の少し潤んだうっとりとした視線が、俺と同じものを感じ、目で追っているように見えた。

「ザッキー、ねぇ、もっとしよう?」

 まだまだ渇きが癒えないと、そんな感じで王子は最初のキスから行為を再開する。こうしてずっと二人、混ざり合っていないと死んでしまうかのような顔をして。