お花結び

GIANTKILLING二次創作小説同人サイト

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鎖に繋がれて 11

やっとこジノザキ仲直りして、チュッチュしながらおしまいです。と言いつつ、エピローグ的な話もチラチラUP予定です。よろしければそちらも。ザッキー無双!ってやってたらなんだかどうにも……一応ジノザキですよ?

境地

   鋭い矢を思わせる美しい澄んだ情熱の瞳
   ああ、今すぐそれで、この身の全てを貫いて欲しい
   何もかも全部、その真摯な鋭さで、強さで、激しさで

 そんな気持ちでジーノは赤崎の全てをグッと引き寄せ組み敷いて、そして深くもぐり込んでいくような情欲のキスをする。

   自分の苦悩、弱さ、卑屈、寂しさ、欲求、
   そして止めどもないこの愛の全てを今こそキミに
   
 もうこれ以上我慢できない、とでも言わんばかりに、最愛の男の体を渾身の力で抱き締める。もうキミの骨など折れてしまっても構わないと、そんな激情のままの、ありのままのその思いを両の腕に全部込めて。

「王子……!」

 そうして、赤崎は今日待って待ってやっと得られたジーノの舌先と肌と腕と熱によって得られる、溢れかえる様な歓喜の波に襲われる。

 だから赤崎は、このキスの合間に垣間見えるジーノの深い慈愛に満ちたその瞳の中に飛び込んでいくかのように、ズタズタの体を惜しげもなく捧げたのだった。

 その瞬間から、二人は各々が思考のない感覚だけの、狂乱にも似た恍惚の時間を過ごすこととなる。

 人が人を愛するという行為の、その本当の意味を二人はこの時初めて理解した。