お花結び

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飼い犬

15日なのでザッキー過去編をば。沢山の人達に愛されながらサッカー一筋に生きてきたってイメージで書きました。家族設定がっつり捏造。登場人物は赤崎、王子、同級生、家族、チームメイト、彼女(H有)。変な時間にジーノがフラフラあらわれてたのは後藤氏と飲みに行く為。このシリーズの後藤さんはお母さんでタッツミーはお父さん的役割。

中学時代~向き合う力

 受験期に入る3年に進級して、学校のムードは一変した。

 赤崎はETUの練習場から近くて学力的にもそこそこの進学校を希望した。担任の先生にも将来プロのサッカー選手になることはずっと伝えてきていたし、親も面接の度に子どもを応援する姿勢を崩さなかった。

 親との仲は良好だったので、セレクションや進学などの人生のターニングポイントを迎える時期には必ずしっかりと話し合う時間を持っていた。父親は言う。

   どこまで本気でプロになることを考えてるのか
   親の希望や願いを察知して、無意識に状況に流されてはいないのか

   人生にはいろんな選択肢があり、
   どれを選んでもすべての道に対して絶対にお前のサポートをすることは忘れたりしない

   どんなときも、必ずしっかりと自分と向き合え

 赤崎の両親はかわいい息子をほんの小さい頃から一人前のれっきとした男として扱いながら育てていた。先に生まれたという経験上のアドバイスをすることはあっても、あくまでも子どもの人生は子ども自身のもの。親とは子どもの歩む道を少しでも快適なものにするサポーターのようなものだと考えていた。

 小さい頃からそうやって育てられた赤崎は、いつも自分の考えを自分の中で整理をし、しっかりと自分の言葉で伝えるが出来る男だった。年齢にそぐわない自律した精神を持つ赤崎は、高校の面接でも受けがよく、また、常に勉強も怠ることなく中学生活を過ごしてきたので、普通に良い成績で合格することが出来た。

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 受験前に受けたユースのセレクションも無事通過した。

 赤崎にとっては高校受験よりもなによりも特別大事なテストだった。これに合格すればプロまであとほんのもう少し。雑誌などの特集を見ていれば、高校ですでにプロ契約に至る選手だっている時代。

   俺が仮にそうなれば当然
   彼らと同じように学校に通いながら同時に練習に参加し、
   時には遠征に同行する可能性だって出てくる

   休みが増えてしまうことを考えれば
   勉強も今まで以上に効率よくやらないといけないし、

   もっともっと体力をつけていないと続けていけない

 中学生の時代からまたさらに己の中のハードルが高くなっていくであろうことを想定し、今まで以上にすべてのことに対して熱心に打ち込んでいこうと気持ちを新たにしたのだった。

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