さっさと寝ろ
【14882文字】
原作1巻より前の時系列の?ザキがジノに行うマッサージのお話。ジノデレ成分↑、ザキツン成分↑相思相愛だけど少し互いに遠慮がある感じで、思うことが思うように伝えきれぬ、色々ぎこちない二人です。ちょっとジノザキというにはイレギュラーかな。よくわかりませんが。
文学妄想お題ったーの高村光太郎「花のひらくやうに」が元ネタSS
「ねぇ、もう寝た?」
髪を撫ぜているとキミはこうして、安心したように寝てしまう。まるで子供みたいだといつも思う。
「今日はありがとう。御飯も美味しかったし、お風呂も楽しかった。ストレッチにマッサージ、そして今はこうして添い寝まで出来て」
見た目ほどごわつきのないサラサラな感触が心地よくて、触る度ボクはこれにずっとこうしていたくなる。けれど堪能出来るのは夜も遅いキミの眠ったひと時だけで、実はこれの為にセックスを求めると言ってもさほど語弊はないともボクは思った。したい。けれど、別にそれが全てではなく、こうしているだけでなんだか何もかもがきっとうまくいくと、不思議にそう思えてくるからだ。
(でも自由は必要。わかってるよ?それくらいはね)
今日はほんの少し本音の我儘を口に出来て、ボクもまた小さな寝息を聞きながら幸せな気持ちで眠りについた。ボクはボクの独占欲でキミを押しつぶしたりはしないつもりだ。
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