お花結び

GIANTKILLING二次創作小説同人サイト

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ルイジ吉田withわんこ

【45600文字】
がっつりパラレルぐっちょりエロ、人族が犬族を支配するカースト社会で大金持ちの人族ジーノが二匹の犬族を手に入れるところから始まる童話風SF(童話風?SFか?)
考えながらの書きっぱなしで色々おかしいけど手のつけようもなくもはや推敲していく気力なし。いつも以上にライトな目線、完全に暇つぶし程度のお気持ちでご覧ください……二人とも選手じゃないの書いたのってもしかして初?かな?

        ジノザキ ,

出す訓練

「ん……はぁ、ふ……ぅ」
熱が全然下がりません。随分苦しいはずなのに、息を殺して寝ています。甘えることが下手なザッキー、意識がなくともそうなのでした。
「君は、我慢しか出来ない子なんだねぇ」
必死で枕に抱きつくザッキーから、時折、リンと音がします。秘めたるザッキーのその質は、聞いた人を幸せにします。薬と自分で封じ込め、隠れて育てた花でした。
「いい音色」
意識がないのに眠りが浅い。当然体力は削られて、よくなるものもなりません。薬をあげれば簡単なのに、ジーノはそれをしませんでした。何も知らないザッキーは、息絶え絶えに熱の中。薬を使うと音は消えます。でも音が聞きたいためではなくて、ザッキーを信じているのです。
「王子、……王子……」
リン、とても小さな音を立て、紅色のほっぺには汗が滲んでいます。はあ、はあ、と呼吸も乱れています。その目は熱に潤んでいます。
「キツいね。本当にヤバければ使ってあげる。でも抜ける時また同じように苦しくなるから、もう少し頑張ってくれるよね?」
「……」
枕をもみもみ、かじって、舐めて、時々ひくりと痙攣します。熱が暴れて出たがっています。
「ああ、本当に使い方を知らないのか。自然に気付くものなのに」
「……?」
「こうだよザッキー」
「あっ」
丸太みたいな枕の上に、ザッキーを跨らせてあげました。四つん這いは犬本来の体勢ですが、力が入らずくしゃんとします。ぜぇぜぇと肩で息をしながら、そのまま枕に甘えます。
「……ふ、ぁ?あっ、んぅ……」
カタカタと体が震えだして、ふとした拍子に何かが起きます。お腹の丁度下あたり、そこの凹みが気持ちいい。枕がこの世にある理由です。ジーノがズボンに手をかけるので、驚き、でも自由が利きません。
「使えば少しは楽になる」
「やっ」
意識はそれを拒絶するのに、本能がそれを許しません。
「ほら、いいからやってごらん」
見て欲しいのは本能です。でも何を見てもらうというのでしょうか?
「さあ、見せて。可愛いザッキー」
ジン、と脳の奥が甘く痺れて、なんだかとろんとなりました。それは優しいハグにとてもよく似た、ジーノの巧みなコマンドでした。
「あ、あ、王子……苦しい、なんかもれちゃいそう……」
「気にしなくていいよ、気持ちいい?」
くすん、くすん、とすすり泣きつつ。
「見て、……スか?」
「ちゃんと見てるよ」
「王子、何……はっ、あっ、なんか変……っ」
例のいつものあの感覚です。でも、いつもよりも数倍強い。見られているからかもしれないし、コマンドが促しているのかもしれません。
「怖い、王子……ちゃんと、あっ、うぅっ」
「大丈夫、くまなく全部見てるから」
「あ、っああっ駄目、も、」
「出して一杯。もう少しだ」
「んぅっ!」
見られているのを確かめながら、とうとうザッキーはやり遂げました。体を苛み続けた熱が、お腹から出ていくのがわかります。
「ああ!いい子だよザッキー、偉いねぇ!」
「王子ぃ……、ひっ……うっ」
ザッキーは粗相をしたかのような羞恥の中で、でもお利口が出来たと褒められて、意味はちっともわからないけれどとても幸せになりました。
「ちゃんと出せたよ、最初はそれで十分だから。眠れそう?綺麗にしてあげるから待っててね」
ころんと今度は仰向けにされ、ちゅ、と額にキスをされます。枕を取られるのが心配ですが、残してくれてホッとしました。
「ここだけはずして、替えはこの中に。本当になんにも知らないんだね」
ザッキーが不器用で潔癖すぎる、それが無知の理由でした。通常犬は子供で素直で、なんでも普通に周りに聞きます。
「そんな顔しないで、嬉しいよ。それだけ警戒心の強い子が初めてを全部見せてくれたのだから」
本当にジーノはニコニコしていて、ザッキーも少し得意です。ゆっくり寝てね、と布団を掛けられ、ここに居るよと手を握られて。ザッキーは結構怖かったけれど、頑張って良かったと思います。
(王子にもっと褒められたい……)
いつしか枕を放り出して、ザッキーは握るジーノの手に甘え始めます。ちゅうちゅう、すりすり、抱き締めて、幸せそうに微笑んで。
「おやおや」
可愛いねぇと撫でられました。体はとっても苦しいけれど、ふわふわ幸せな感じです。ザッキーはそうしてやっとのことで深い眠りについたのでした。

      ジノザキ ,