お花結び

GIANTKILLING二次創作小説同人サイト

*

ルイジ吉田withわんこ

【45600文字】
がっつりパラレルぐっちょりエロ、人族が犬族を支配するカースト社会で大金持ちの人族ジーノが二匹の犬族を手に入れるところから始まる童話風SF(童話風?SFか?)
考えながらの書きっぱなしで色々おかしいけど手のつけようもなくもはや推敲していく気力なし。いつも以上にライトな目線、完全に暇つぶし程度のお気持ちでご覧ください……二人とも選手じゃないの書いたのってもしかして初?かな?

        ジノザキ ,

信頼は何度も限界を超えさせる

「ねぇ、君って本当にまだ感覚が閉じたままなの?ザッキー」
「?」
よくわかりません。でもジーノとするのは大好きです。どうすればいいのかきちんと教えながらしてくれますし、きっと上手に出来ているであろう自負もあります。ジーノに高額な値段で落札された以上、十二分に期待に応えたいのです。
「訓練の演技なだけかなぁ」
「なんでそんなこと聞くんスか?」
「だって」
「あ……」
口をちゅうちゅうされるのも好きですが、おっぱいをちゅうちゅうされるのも最近は好きです。以前はくすぐったくて苦手でしたが、ジーノの姿を見つめていると、少しだけお母さんのことがわかる気がするのです。それは親を知らないザッキーにとっては物語の中にしかいない存在で、だからこそ心がきゅんとするのです。
「王子、それ気持ちいい……」
先端から張り巡らされた神経から、自分の全部を吸い取られていく気分です。それは射精のような過激さではなく、シャワーの水が流れ出て行くような滑らかで淀みない快楽でした。かと言って固くなったものを爪先で痛いくらい摘ままれると、足先までピリピリ電気が流れるような快感が駆け抜けていったりもしていました。
「ほら……減薬中の反応の仕方じゃないよザッキー。暗示で本当に感じる体に」
「あっ、そこでしゃべらなっ」
その時ザッキーはほんの軽くですが達していました。
「ザッキー、やっぱり君」
ジーノにそんな風に言われるとなんだかいたたまれない感じになりました。ザッキーとしてはひたすら言われたとおりに訓練を受けていただけです。でも、もしかしてジーノは自分を咎めているのではないかと考えたのです。
「俺……」
後ずさり真っ青な顔をする様子に気付いて、ジーノは慌てて抱き締めてキスをしました。
「待ってザッキー違うんだよ、君がとてつもなく凄いってことを言いたくて」
「……」
「ザッキー、ねぇ、もしかすると思ったよりも‟すぐ”かもしれないよ」
何がすぐなのかなんて、犬のザッキーにわかるはずもありません。
「嬉しいよ。偉いねぇ、ザッキーは。なんだか本当に夢みたい」
ジーノが喜んでくれていることだけはよくわかります。ザッキーも嬉しい気持ちになりました。

*

 少しずつ薬を減らしながらしっかりとした調教を受け、ザッキーは立派に成長を遂げました。ジーノのを舐めるのも随分上手になったし、自分で気持ちよくなれるよう体勢を調整するのもお手のものです。ジーノも暇さえあればかまってくれて、今では毎日しているほどです。
 うんと優しくされるのも、ちょっぴり意地悪も大好きでした。ともかくジーノが可愛がってくれるのならば結局なんでもいいのです。今日も頑張って腰を使ったお礼に、一杯中に出してもらえて、お尻はもうトロトロ、クタクタです。
(あ……)
 タラリと太腿に流れる感触。中から出てきているようです。せっかく沢山貰ったのにと、悲しい気分になりました。
「王子……」
「ん?」
「中から王子の、零れてきてる……」
ジーノはそれを聞いて薄く笑い、指を忍ばせて白濁をそっと拭います。
「駄目、取らないで……それ全部俺のだから」
「そう言ってこの前お腹壊しちゃった子だーれだ?」
「あ、駄目、どんどん出てくる王子、」
可哀そうに身動きも出来ないくらいくったりしていて、自分ではどうにも出来ないのです。
「や、栓して……っ、ああ、全部出ちゃう」
ねだられて中に捩じりこんで戻してあげると、ザッキーは甘い息を吐きました。数回それを繰り返していると、力ないながらも明らかに悦びの声が漏れ始めます。その様子がなんとも可愛らしくて、ジーノは絆されてしまうのでした。
「ん……、んんぅっ、はぁ……」
出てこないようにと奥まで押し込められる度に、泡が立つようなグチュリとした音を立てるので、ヒクンと体が震えています。そのたび自力ではどうにもできないくらい弛緩していたはずの後孔は、独立した生き物のようにジーノの指にきゅうと吸い付き、貪欲に快楽を求めるのでした。
「ザッキーはすっかりいやらしい子になっちゃったねぇ。自分で出来るのにおねだりをして」
「ちがっ、あっ、んんっ」
出し入れを繰り返していた指を、今度は閉じてきたことを確認するように中でぐるりと回転させたので、たまらずザッキーは嬌声をあげます。
「ほらもう出てきてない」
「あ、あっ、やっ、!」
そうしてジーノは中にあるぷっくりとしたか弱い器官を沢山の指でぎゅうっと押して刺激すれば、後孔もまたそれを喜び食いつくように固く閉じました。体はカタカタ震えて硬直し、ザッキーは息をしていません。とっくに体力も限界なのに指だけでイってしまったようです。
「……大丈夫?」
大丈夫どころではありません。ジーノは本当に意地悪です。もう話す元気もないくせに、それでもザッキーはこんなところも全部が全部大好きでした。呼吸をする力も弱まり酸素が足りない状態の中でも、イッた後にしてくれるキスは優しいです。撫でてくれる手は温かく、労わりの情を感じます。
 でも、こんな時こそジーノは言うでしょう。ザッキーはそれを知っています。
「なぁんだザッキー余裕じゃない。これなら……」
ジーノはそう言ってぐったりとした体から指を抜き、与えたものがこぼれないように足を腰ごと持ち上げました。その足を大きく左右に割って、内腿を後がつくほど強く噛みます。もう喋ることが出来る状態ではないのに、ザッキーは玩具のように、あ、と言って、その様子にジーノは満足しながら楽し気にザッキーにこう言います。
「うん、全然平気そう」
「……」
この時あてがわれたものはまだ完全ではなかったですが、赤く熟れきった場所にぐにゃりと入る感覚も、これもまた独特でいいものです。
「さすがにすぐは無理だから、ザッキーゆっくり楽しもう」
愛犬の目は、もはや焦点が定まっておらず、しかしそんな状態でありながらも嫌な気持ちなど微塵も浮かんできませんでした。
「ザッキー」
優しく名前を呼ばれるだけで、髪を梳き、頬を撫でられるだけで。
「可愛い、ザッキー。僕のいい子」
限界なんて超えていようと、今を凌ぎ切るのが無理であろうと、ザッキーはそんなのどうでもいいことでした。ジーノが心底大好きなので、存分に遊んでくれればいいのです。
「ん……、でもちょっとエッチが過ぎるかなぁ、……っ」
 自分では何にもしていないのに、吸い付いているのがわかります。その刺激にジーノが反応するのかドクンと中の熱が上がります。穏やかでゆったりと優しい交わりも好きです。すうと引かれて軽く突かれるとその勢いで息が漏れて、ザッキーはいつも思うのです。
(この、自転車に空気を入れているみたいな変な感じ……ふ、やっぱ面白い)
笑う元気もないのでバレません。でもそれも含めて楽しくて。
(……あっ、王子っ)
 ジーノはザッキーの虚ろと戯れながら、くったりと柔らかいザッキーのものを弄び始めました。ジーノと違ってもうさすがに勃ちません。それをジーノがくにゅくにゅするのです。そんなことをされると甘える子猫みたいな声で鳴いてしまいます。恥ずかしいのに出るのです。それは仕方のないことでした。
 そして。
「ああ、綺麗な音色だねぇ」
時々、リン、とも心を鳴らしてしまいます。小さく儚いその音はこういう時に出やすいです。ジーノはこの音のことが大層好きで、ザッキーはそんなジーノが好きでした。限界まで抱きつくされた後なおも交わって、二人でこうして耳を澄ましながら過ごす時間は格別です。
「気持ちいい?」
それは聞くまでもありません。でもジーノはそれをよく聞きます。返事も出来ないザッキーのそれでも応じようとする健気が、ジーノに何度も言わせるのです。
「……っ」
もう意識もほぼないザッキーの後孔が艶めかしいほどジーノを舐り、煽られたジーノのものは熱く滾って中をみっちりと埋めています。それを淫らに中全体で嚥下しながら、奥へ奥へと導いています。
「ザッキー、ねぇ、ゆっくり……っ」
ザッキーは意識をすっかり手放していて、そこ以外の全身はすっかり弛緩しています。
「ねぇ、そんなにしたら……」
ヒクンと体を時々震わせ、甘えるみたいにジーノが言います。少しずつ乱れ始めた呼吸をしながら、引きずり込まれないようにと腰を引き、そのずるりとした感触に耐えきれず蠢く虚ろの奥底へ。だんだんジーノも言葉を失い、室内は音と呻きに支配されていきました。
(うわぁ、エッチ……結局こんなに零しちゃって……)
最初こそ気を付けていたジーノでしたが、ゆっくりではあってもすっかり硬くなったもので出し入れを繰り返せば、大事だったであろう白濁がグポグポと音を立てて溢れ出してしまいました。ぬらりと周辺が濡れるさまはとても卑猥で、ジーノは瞬きをするのも惜しむように見つめています。
(ごめんね、また出してあげるから)
ともすると息が止まってしまうザッキーを労わりながら、過敏な場所への刺激を少しずつ与えます。可愛い声は大きくなったり止まったり。
(可愛い……さっきからずっとイってる……)
愛撫のような細やかさで繰り返し擦り上げてあげると、あー、あー、と泣きながら体を震わせています。
(可愛い、ザッキー、すっごく可愛い……)
弛緩した口端からタラリと唾液を垂らし、出ない声を絞り出しながらヒクヒクと痙攣しています。あの突き刺すような強い目付きは見る影もなく、ゆるりと緩んだままでした。不器用で頑固なところもあるザッキーのことを、ここまで飼い慣らすことが出来るのはこのジーノくらいです。
「や……待っ……」
はくはくとした息から言葉にならない音をさせながら、ザッキーはくたくたのそこからたらたらと穿つ力に押し出されて液を流していました。もう出るものもないだろうと思っていたジーノだったので、自分こそ嬉しくて泣きそうでした。ザッキーはもうこんなにもいやらしいことが大好きで、そう躾けたのは紛れもない自分だからです。今、ジーノもまた快楽を追うだけの存在と化し、なんでも許すであろう番犬の体に力の限り自分を刻んでいきました。こうした時だけこじ開けられる奥から更に白濁は溢れ、それを批判するようにそこがジーノを強く食いしめます。これまでの穏やかさとは打って変わった、それは闘いのような交合でした。達したまま戻って来れない体はだんだんその硬直を高め、そんな仕打ちをしているのは自分自身にも関わらず、これもまた愛の表現であると言わんばかりに自らが達するまで決して攻め手を緩めることはありませんでした。

 ジーノがもう一度ザッキーの深部にかけがえのないものを捩じりこむように与え終わった時、窓外の景色は少しずつ明るさを取り戻し始めていました。
(……もう朝?)
壁の時計でチラリと時間を確認し、もう一度ジーノは窓の外を見ました。闇がうっすらと赤みを帯びています。
(……さて)
このまま眠ってしまいたいジーノではありましたが、大息をついてから立ち上がりました。
「まったく、ザッキーの我儘にも困ったものだよ」
言葉とは裏腹満足げにうっとりと微笑んでいます。
「待ってて。今、温かいタオルを持ってきてあげるから」
当然ザッキーは気絶するように眠っていて、ジーノの言うことなどひとつも聞いてはいません。まあ、それはそれとして。結局今日は沢山沢山無茶をしたので、元のピカピカなザッキーに戻してあげるのも大変です。そんなのジーノの自業自得ですけどね?
 戻って来たジーノは丁寧に体を拭いてあげつつ、ザッキーを起こさないよう小さく囁きます。
「やっぱりお散歩はまた今度だねぇ」
再び目をやった空はそれはもう魅入られるほどの赤色で、今日がきっと雨降りであることを存分にジーノに教えています。ジーノは雨が苦手なので、散歩は雨天中止なのです。
(眠い……)
うつらうつらとしながらもくまなく、そして隅々まで。そう、お腹を壊してはやっぱり可哀想ですしね。
(怒らないでねー、っていうかきっと正気に戻ったらあんなこと言ってたの逆に恥ずかしがるかもね)
拭いた体が冷えないようにすぐさま新しい寝間着を着せて、くるんと鮮やかにシーツを取り換えて。もちろん隣には枕を添えてやります。こうしたほうが犬はよく眠れるのです。
「ん……?」
もみもみ無意識に感触を確かめて、ザッキーはうすっら目を覚ましてしまいました。
「おやすみザッキー、まだ寝てて」
髪を撫で、手のひらでスウッと瞼を閉じさせ、ジーノは上掛けをかけ直してやりました。でも。
「王子」
その手を指先だけできゅっと掴んで、寝ぼけ眼でジーノを見つめています。
「……ホント、君って子は全く」
呆れたというような言葉でもやっぱり表情は蕩けるような甘さで、一緒に布団に入ってやりました。
「ザッキーは枕を抱っこ。僕はそんなザッキーを抱っこだよ?」
そういって枕を抱えさせてやると、いやいやをするように寝返りをうってジーノにきゅうっと抱きついてきます。どうなのでしょうね?ザッキーのこの習性は。
「ああ、君はいっつもこうなんだから」
やっぱり言葉とは裏腹満足げで、せめて、とザッキーの背中に押し当てた枕と自分で包み込む、そんな犬馬鹿なジーノなのでした。

      ジノザキ ,